
この記事は、当初

- 「収益認識に関する会計基準の改正」について、学習しなくちゃいけなくなった方
- 「収益認識に関する会計基準の改正」に関する情報を社内に説明することになった方
- 「収益認識に関する会計基準の改正」に関する情報の整理や入手を求められた方・・・
のために作成しましたが、よくよく考えると、公認会計士の方々も便利な記事かもしれません。
ほとんどの実務担当者は、「収益認識に関する会計基準の改正」の学習をすればするほど愕然とします。
「契約資産」や「契約負債」といった新たな用語が出てくるわ、1回の仕訳作業で済んだ売上計上が何カ月または何年にも渡って仕訳作業をしなければいけなくなるわ・・・
しかし、この会計基準の改正は、そんなレベルでは終わりません。
通常、会計基準の新設や改正があったとしても、経理部門の担当者だけのマンパワーで乗り切れますが、この会計基準の改正への対応は、経理部門やシステム部門、営業部門、経営企画部門は勿論のこと、会社によっては法務部門や開発部門、品質保証部門、IR部門など会計基準の改正に無縁な人たちも巻き込む必要が出てくるような大規模プロジェクトになります。
この会計基準の改正に関する動向や解説は、本やインターネットを中心に情報が山のようにある反面、企業の実務担当者は情報整理で混乱しがちになります(私もそうです)。
ここでは「収益認識に関する会計基準の改正」について学習しようとする人や情報整理をしようとする方たちのために、必要な情報やおススメ記事、おススメ本をまとめてみました。
もし、「他にも重要なものがあるよ」「これがおススメだよ」とお思いの方がいらっしゃいましたら、ぜひIPOAtoZまでご連絡ください。
「収益認識に関する会計基準の改正」に関する一次情報のまとめ
企業会計基準委員会 | 改正企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」等の公表
↑のサイトにある会計基準等には、字句等の誤りが見つかり、こちらで訂正されています。 |
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企業会計基準委員会 | 企業会計基準公開草案第61号「収益認識に関する会計基準(案)」等に寄せられたコメント |
国税庁 | 「収益認識に関する会計基準」への対応について
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金融庁 | 「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令(案)」等に対するパブリックコメントの結果等について
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日本公認会計士協会 | 「Q&A 収益認識の基本論点」(第6回)の公表について |
日本公認会計士協会 | 「Q&A 収益認識の基本論点(追補版)」の公表について |
日本公認会計士協会 | 「Q&A 収益認識の開示に関する基本論点」の公表について |
「収益認識に関する会計基準」の影響
先行して「収益認識に関する会計基準」を採用した会社について調べてみました。
↓にあります。
「収益認識に関する会計基準の改正」を学習するためのおススメ記事のまとめ
サイト名 | 記事 | おススメ理由(あくまでも個人の感想です) |
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EUREKAPU | 【図解】「収益認識に関する会計基準」のわかりやすい解説 | 身近な事例を使って解説している上、文字数が少ないため、初学者におススメです |
うちだ会計事務所 | 収益認識に関する会計基準をわかりやすく簡単に図解付きで解説! | youtubeを使って音声で解説していますので、基礎知識をスンナリ吸収しやすくなっています |
EY新日本有限責任監査法人 | 収益認識基準特集! | この改正に関する情報が小まめに更新されています |
ベリーベスト法律事務所 | 収益認識に関する会計基準の強制適用が迫る|法律実務への影響 | 法務実務の観点から、簡単な解説があります |
デロイトトーマツ税理士法人事務所 | 収益認識基準への税務上の対応 | 税務面の解説については、一番の記事だと思います |
大和総研 | 収益認識会計基準における表示・注記 | 6ページ以降に開示面について、解説しています |
「収益認識に関する会計基準の改正」に関するおススメ本4選
「収益認識に関する会計基準の改正」に関する本は、「入門本」「実務本」「業種別解説本」の3種類の本の購入をおススメします。
ブログの中の人は、次のような選定基準で本を選択しました。ご参考ください。
- この会計基準の改正は、簿記の知識が全く無い人をプロジェクトに巻き込む必要性が出てくる可能性が高いと考えます。したがいまして「入門本」は、社内の勉強会で使えそうな図や表が多く掲載されている本を意識しました。
- 「実務本」を購入する際は、開示に関する解説や事例紹介の内容のボリュームを重要視しました。また、開示に関する情報は、随時新しい情報が出てくることが多いため、出来るだけ直近に改訂・出版した本を選ぼうと考えました。
- 「業種別解説本」は、業界における慣習や商流でのケーススタディを多く掲載している本を選ぼうと考えました。
ブログの中の人は、以上のような観点で、以下の本を購入しました。なぜその本を選んだのか、また感想を簡単に紹介させていただきます。
本 | この本を選んだ理由など | |
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① | 「図解でスッキリ 収益認識の会計入門 」
EY新日本有限責任監査法人 |
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② | 「現場の視点で疑問に答える 収益認識[会計・法務・税務]Q&A」 貝沼彩氏ほか |
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③ | 「図解 収益認識基準のしくみ」 あずさ監査法人 |
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④ | 業種別・収益認識基準の適用実務
日本橋アカウンティングサービスほか |
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