イグジットとは
イグジット（EXIT）を翻訳すると「出口」になります。
IPOでのイグジットの意味は、創業者やベンチャーキャピタル、ＩＰＯ前に投資した投資家などが保有株式を売却することで利益を得て、投資資金を回収することをいいます。
資本政策を策定する際、どのようなタイミングで、どのような規模でイグジットを行っていくのかという計画を策定することになります。
これをイグジット戦略とか、イグジット計画（出口計画）といいます。
イグジットの方法
イグジット（EXIT）の方法は、以下のようなものがあります。
イグジットの方法
- ＩＰＯ前のイグジット例
- 保有株式を購入希望する個人や会社、ファンドへ売却する
- ＩＰＯ時のイグジット例
- 一部保有株式を売出しする
- ＩＰＯ後のイグジット例
- ステップアップ時に、一部保有株式を売出しする
- 公募増資に併せて、一部保有株式を売出しする
- ブロックトレードなどの手法を使って、証券会社を通じて、保有株式を一般投資家などへ売却する
- 大企業やファンドなどへＭ＆Ａの形式で保有株式を売却する
- 会社経営の継承者へ保有株式を売却するなど
イグジットを知る上で重要な用語は「売出し」です。売出しにつきましては、こちらで説明しています。
カレーチェーン店「CoCo壱番屋」を展開する株式会社壱番屋の創業者宗次德二氏のイグジットが有名です。
ハウス食品へ保有株式を売却し、見事なイグジットを果たしました。
株式会社壱番屋は、ハウス食品とのビジネスシナジーを活かし、さらなる成長を継続しています。
ベンチャーキャピタルのイグジット
ベンチャーキャピタルファンドは、通常、出口計画が明確に設定されています。
ベンチャーキャピタルファンドからの出資を受けた場合、その出口計画によって、ＩＰＯの時期や発行価格へ影響が出てしまう場合があります。
ファンドには期限があり、その期限までにイグジットを行う必要があります。
イグジットに関する記事を貼り付けさせていただきます。ぜひご参考ください。
