上場会社に相応しい管理体制の”カタチ”を構築する期間になります。

直前々決算期は、IPOに向けて、以下のようなことを進めていく時期になります。

直前々決算期の主な活動内容
  1. 内部管理体制(コーポレートガバナンス体制や規程)を整備・構築する。
  2. 関係会社や関連当事者取引等の整理を行う。
  3. 制度会計の対応実施と管理会計制度を構築する。
  4. 各種議事録のフォーマットやフローチャートを整備する。

直前々期は、上場会社に相応しい管理体制の”カタチ”を構築する期間になります。

IPOの準備責任者・担当者は、主にショートレビューで監査法人から指摘要請された事項について改善を進めます。「直前々決算期の主な活動内容」の活動状況について、主幹事証券会社の公開引受部門と会計監査人との間で情報交換しながら、IPOの進捗スケジュールの調整を進めていくことになります。

ポイント

「直前々決算期の活動」とは、いわば「直前決算期に進めるようにするための活動」です。

以下のような会社は、直前決算期へ進めなくなる可能性が高くなります。

直前決算期へ進めなくなる会社例
  • 業績が年度予算から大幅に下回り、業績の回復目途が立たなくなった会社
  • 原価計算の精度を高めることが出来なかった会社
  • 財務会計を採用するにあたり、多額な減損損失を計上する必要性に迫られたにも関わらず、財務上のインパクトが大きすぎたため、減損損失の計上を見送らざるを得なくなった会社
  • CFOや内部監査人、常勤監査役などの人選・採用が進まなかった会社など

IPO AtoZは、直前々決算期の会社関係者の方々にとりまして、有益な情報を発信していきます。

IPOの準備に関しては、多くの知識習得が必要になりますが、IPO AtoZでは、IPOの準備段階に分けて、必要最低限の情報が何であるかを知る事ができるようになっています。

直前々決算期の会社関係者の方々にとっておススメ情報は。。。