コンフォートレターとは、上場申請会社の財務情報等に関して、監査法人が作成する調査報告のことです。

コンフォートレターとは

「コンフォートレター」は、日本証券業協会有価証券の引受け等に関する規則」(第2条7号)に定義されています。

「コンフォートレター」とは

監査人が作成する株券等又は社債券の発行者に関する調査報告であり、記載事項、内容等について、「監査人から引受事務幹事会社への書簡」要綱(日本公認会計士協会、日本証券業協会)に準拠して作成されたものをいう。

監査法人が引受審査前に、主幹事証券会社と発行会社へコンフォートレターを提出します。

コンフォートレターを監査法人に作成依頼するにあたって、監査法人、幹事証券会社、発行会社の3社で3社間契約を締結することになります。

この契約書は、主幹事証券会社以外の幹事証券会社を選定したことを決定した証として位置づけする証券会社があるようです。

コンフォートレターの内容

コンフォートレターの内容は、発行会社、監査法人と幹事証券会社の間の協議で決定することになります。

したがいまして内容については、1社1社それぞれ異なることになりますが、「監査人から引受事務幹事会社への書簡について」で書かれた内容を基本として作成することになります。