本音として、株式上場を目指す大きなきっかけとして、「創業者利益」があります。

「創業者利益」について、ある会社の社長の話の内容を紹介させていただきます。

会社を創業した時、私自身を含め、家族や友人知人の誰もが会社をIPOできると思いませんでした。また社員へIPOを目指すと言った時も、全員半信半疑だったし、本音を言えば私自身も半信半疑でした。しかし、結果的にIPOを達成できました。IPOという結果を残すことによって、私の考えや意見に対して常に半信半疑だった人たちが、明らかに私への見方や評価が変わりました。つまり私に対する信用や信頼が高まったと実感しています。それは社員だけではなく、家族も同じです。またこれまでお付き合いが無かった方々のなかにも、私の意見を聴こうとしてくれる方が現れて、新たな質の高い人脈形成ができました。これがIPOによって得られた最高の創業者利益だと思いました。

人の価値観によって異なると思いますが、IPOの創業者利益は、金銭的な事以外に大きな利益が存在することは間違いないようです。

IPOは、エグゼクティブクラスの人脈形成が爆発的に増加できるチャンスを与えてくれるようです。それは、社長個人だけの利益に止まらず、会社にとっても大きな利益を期待できます。