TDnetとは
プレスリリースや決算短信など、上場会社が適時開示情報を開示する時に使うシステムです。
「Timely Disclosure network」の略で、日本語では「適時開示情報閲覧サービス」になります。
上場日以降に東証の規則に則り開示する適時開示情報は、全てこのシステムを利用します。
TDnetの利用内容
- 開示内容に関する東証への事前説明
- 報道機関への開示(記者クラブや報道機関の端末への開示資料の伝送)
- ファイリング(開示資料のデータベース化)
- 公衆縦覧(開示資料の適時開示情報閲覧サービスへの掲載)
TDnetは、こちらになります。
TDnetとEDINETの違い
TDnetによく似た用語にEDINET(えでぃねっと)があります。
表 TDnetとEDINETの違い
TDnet | EDINET | |
---|---|---|
管理者 | 日本取引所グループ | 金融庁 |
関連法令・規則 | 有価証券上場規程 | 金融商品取引法 |
主な資料 | 決算短信、Ⅰの部、プレスリリースなど | 有価証券届出書、有価証券報告書、臨時報告書など |
EDINETとTDnetで同じタイミングで開示することがよくあります。
その場合は、EDINETで先に開示した後にTDnetで開示するという順番を間違わないようにしましょう。
EDINETについては、こちらで説明しています。ご参考ください。
TDnetとTargetの違い
Target(たーげっと)は、TDnetと同じく、東証のシステムです。
Targetは、東証との間でやり取りをする各種通知書や申請書などの送受信を行うシステムです。
こちらで説明しています。ご参考ください。