上場承認日に行う実務のひとつとして、投げ込みがあります。
ここでは「投げ込み」について説明しています。
投げ込みとは
上場が承認されると、新聞や雑誌で取り上げられます。そこで各マスコミに自社の事業内容や経営状況等を知ってもらうための作業を行う必要があります。
そこで「投げ込み」という作業を行います。
東証の記者クラブである「兜倶楽部」という場所に行くと、全国の新聞や経済雑誌などのポストがずらずらっと並んでいまして、その中に目論見書等を各マスコミが求める所定の部数を投函していきます。
「兜倶楽部」とは、新聞・通信社やテレビ局の記者が常駐しているところです。
記者会見をするための部屋がありまして、上場日に社長がマスコミ向けに記者会見を行うことが多くなっています。
投げ込みは、上場後も行う業務でして、決算短信等の適時開示資料やPR資料等を投函します。