機関投資家などに議決権行使の助言を行っている議決権行使助言業を営む米国企業であり、両社の考えが株主対応に大きな影響を持っています。

議決権行使助言業のシェアは、ISS( Institutional Shareholder Services Inc.)グラスルイスの2社で寡占状態にあり、すべての上場会社のCFOやIR責任者が両社の動向を注目していると言って過言ではありません。

議決権行使助言業者とは、運用機関、投資信託、保険会社などの機関投資家だけではなく、株式投資を行う年金基金、大学寄付基金などを顧客として、投資先の株主総会議案の議決権行使に関して、賛成・反対投票のアドバイスを行っています。

両社は、ほぼ毎年、議決権行使助言方針を改定しており、この改定内容がコーポレートガバナンスのトレンドになっています。IPOを目指す会社にとっても、コーポレートガバナンスの在り方を模索する際、両社の考えは参考になります。

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