ロードショーとは、ブックビルディング方式で公開価格を決定するための必須プロセスです。
ロードショーとは
ロードショーは、公開価格を決定する上でキーとなるプロセスです。
ロードショーでウケが良ければ、公開価格は強気な価格を設定できるようになります。
ブックビルディングとは何か、またブックビルディングの流れについては、こちらをご参考ください。
ロードショーでは、目論見書や会社案内、会社事業のパワポ資料等を片手に機関投資家を訪問して事業内容等をプレゼンテーションします。なお、グローバルオファリングをする場合は、海外の機関投資家にロードショーを行います。
訪問する機関投資家の数は数十になります。
なお、コロナショックの後はZoom等のWeb会議システムを使うことが増えたようです。
機関投資家へのアポイントやスケジューリングは、主幹事証券会社が行います。
ロードショーを通じて、「あなたは、この会社の株式をいくらだったら買いたいと思いますか?」というようなアンケート(「プレマーケティング」といいます)をとります。そのアンケート結果を元に仮条件を決定します。
ロードショーでの評価を高めるために
ロードショーでは、1機関投資家あたり30分前後という短時間で自社事業の魅力をアピールすることになるため、「最近暑くなってきましたねぇ」「儲かってまっか?ボチボチでんな」などを言って時間を潰すヒマはありません。
また1日に10社以上の機関投資家に訪問することはザラにあり、体力勝負になります。
「時間が短すぎて、十分に話せなかった」「4日目あたりから、ようやく調子が出てきた」というようなことにならないように、事前にロードショーのリハーサルをしっかり行う必要があります。